古い物件は洗濯機置き場がバルコニになります。
当社ではリノベの際に室内に順次移設しています。
しかしながら、どうしても洗濯パンが室内に移設することにより、
間取りに与える弊害が大きい場合には、移設を断念して次善策を講じます。
本物件はその具体例になります。
近年の白物家電はボタン等のデザインがスマートになりましたが、
耐久性という観点から、脆弱なのは明白です。
入居者の懸念・不安を解消していくのが賃貸のプロの見せどころ★
~バルコニ【リノベ前】~
採寸したら意外と余裕があったため、洗濯小屋を設置することに。
~単管パイプ切断~
2X4(木材)と単管パイプで悩みましたが、
台風でも飛ばされない屈強な小屋を製作するため、
単管パイプで構築することにしました。

~錆止め塗装【亜鉛メッキ】~
入居者の好みで塗装をしていただく予定ですが、
空室の間に錆ると困るので亜鉛メッキ塗装をします。
~小屋躯体構築~
バルコニ自体に勾配・歪みがあるため、
水平器で確認しながら微調整を繰り返し全体を組み立てます。
~波板取付【垂木】~
波板は切断した角材にビス止めします。
その前に下処理として木材保護塗料を塗っていきます。
色は、入居者の好みで上塗りしていただいで問題ありません!
~波板取付~
本来ならば角材を小屋に取り付けてから最後に波板を取り付けるのですが、
バルコニでの作業は危険が伴うため、
波板を角材に留めてから躯体に取り付けるフローにしました。
~洗濯小屋完成!~
最低限の機能を要しています。
入居者の好み(アイデア次第)で拡張は可能です。
入居の際にご相談ください★

せっかくの広大なバルコニをアウトドア・リビングとして活用できるようなご提案・サポートもしています。
今回は、室内に洗濯パンを移設することにより実生活空間を減らすよりも、バルコニの有効活用に視点を変えた提案をご紹介させていただきました。